家庭教師のアルバイトの始め方

家庭教師のバイトを始める場合、初めての人は少し戸惑うかもしれません。通常のアルバイトのように採用が決まればすぐに仕事が始められるという訳ではありません。ここでは、登録から実際に生徒の指導を始めるまでの流れを解説します。

なお、家庭教師には個人契約して始めるという方法もありますが、ここでは一般的となっている業者を介する方法についての説明です。

登録からバイト開始までの流れ・始め方

一般的には「募集情報に応募」→「登録会に参加」→「生徒とのマッチング」→「仕事の依頼と選択」→「指導開始」→「研修やフォロー」といった流れになります。

1.家庭教師の募集情報に応募する

パソコンから登録

求人情報誌や求人Webサイト、家庭教師専門サイトなどから自分にあった家庭教師派遣会社を選び、応募を行います。一般的にはWeb応募と電話応募の2つの方法がありますが、家庭教師の場合はWeb応募を利用する人が多いです。

応募資格・登録条件については各家庭教師派遣会社によって異なります。
大学生または4年制大学卒業以上」としているところもあれば、「短大生や専門学校生、社会人・フリーターOK」としているところもあります。夏休みなどの長期休暇を利用して登録するのもいいでしょう。

登録内容に問題が無ければ、応募後に家庭教師会社から登録会の日程についての連絡があります。

2.登録会・面接に参加する

面接・登録会のイメージ

家庭教師会社から指定された日時に事務所に出向き、登録会に参加します。この際に簡単な面接や筆記試験を行う会社もあります。塾講師などとは違って、登録前に筆記試験を行う会社は少数です。

なお、登録会場が自宅から離れているケースもあるので注意しましょう。例えば、東京に拠点を置いて関東の広範囲で家庭教師の募集を行っているような会社もあります。家庭教師のアルバイトは自宅近くで行うことが出来ますが、登録・面接(その後の研修等)の際は会社まで出向く必要があります。

家庭教師会社の中には、事務所と自宅が離れた応募者のために電話で簡単な面接を行ってもらえるところもありますので、郊外に住んでいる人は確認してみるといいでしょう。

3.生徒とのマッチング

生徒たち

会社側との詳細な打合せを行います。自分の得意科目や指導可能科目(教えたい科目)、指導可能な日時を会社に伝えて、自分とマッチする生徒を探してもらいます。すぐに生徒が見つからない場合にはしばらく待機となるケースもあります。

指導科目やエリア、生徒の年齢(小学生、中学生、高校生など)、生徒の性別などの希望を出すことは出来ますが、希望通りになるかどうかは全てマッチング次第です。特に性別に関しては、例えば異性の生徒を希望することは出来ますが、生徒側でも異性の先生を希望しない限りは実現しないため、優先度は低くなりがちです。

希望に合致する生徒が見つからない場合には、指導科目や日時などの調整が必要になり、得意でない教科を指導しなくてはいけないような場合もあり得ます。(※もちろん、断ることも可能)

4.仕事の依頼と選択

依頼を受けるかどうか思案中

自分とマッチする生徒を会社から紹介してもらい、実際に指導を行うかどうかを選択します。対象となる指導科目や生徒の家までの交通手段や時間を考慮して慎重に決めましょう。もちろん、断ることも出来るのですが、選り好みしすぎると何時までたってもバイトが始められないというジレンマもあります。

5.アルバイト開始

家庭教師開始

自分の教える生徒が決まればアルバイトが開始となります。決められた日時に生徒の家を訪問して指導を行います。指導開始前に登録会社で研修が実施される場合もあります。

6.研修や指導フォロー

指導面のフォロー

登録した会社にもよりますが、指導方法の研修などが定期的に実施される場合もあります。また、指導方法に困っている場合は専門スタッフが相談に乗ってくれるケースもありますので、初めての人でも安心です。

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家庭教師を始める前の疑問・質問

Q1.どのくらいの学力・学歴が必要ですか?

家庭教師会社の中には、早慶やMARCHのような有名大学の学生だけを集めたような業者もありますが、多くの家庭教師会社では学歴を最重要視はしていません。生徒にわかりやすく教える技術の方がより大切です。

Q2.登録しようとしている会社が自宅から遠いのですが…

先生自身が家庭教師会社を訪問する機会は限定的です。初回の登録会・面接の時や生徒が見つかった場合の打合せ、指導面での研修・相談など訪問の頻度は高くありません。もちろん、近い方が便利なのは確かですが、あまり気にする必要はないでしょう。

なお、初回の登録を電話で済ませることが出来る会社もあるので確認してみるのもいいでしょう。

Q3.苦手科目があります…

文系の大学生であれば数学・算数が苦手、理系の学生であれば英語が苦手といった人は多いようです。苦手科目は教えたくないという気持ちはわかりますが、科目を得意科目に絞ってしまうとなかなか教える生徒が見つかりません。極端に苦手というケースは別ですが、多くの場合、家庭教師会社の研修でカバー出来ます。

また、小学生の算数、中学生の数学、英語は需要の多い科目なので教えられるようにしておいた方が生徒探しは有利になります。

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