家庭教師のアルバイト情報【英語】
英語の家庭教師の募集情報および教え方、教科・科目ごとの特徴について解説しています。中学生、高校生を対象にした家庭教師のアルバイトです。英語の場合は、資格試験(英検やTOEIC)の対策もあります。学生の方は、夏休みなどの長期休暇を利用して始めてみもいいでしょう。
目次
英語の教え方・勉強方法について
家庭教師のアルバイトでは、自分の苦手な科目・教科の指導を任されることもあるのですが、英語の場合は発音が下手だと生徒に不安感を与えてしまうため、英語が苦手な人が英語の担当を任されるケースはあまり多くありません。
英語の指導の場合、学校の授業の復習、受験対策、苦手克服、英検やTOEICなどの資格対策、英会話などに分類されます。さらに内容を細かく見ていくと、発音・アクセント、長文読解、英作文、英文法、英単語などがあります。
基本的には英語力に自信がある人がおすすめです。外国語大や英文学科といった大学の大学生・卒業生はもちろん、理系の人であっても英語が得意であれば問題ありません。
要求される英語力について
どのくらいの英語力があれば家庭教師が出来る?
どの程度、英語が出来れば家庭教師を始めることが出来るのか、気になっている人も多いでしょう。基本的には必要とされる英語の力はそれぞれの家庭教師派遣会社によって異なります。
まず中学生や高校生を対象にした一般的な家庭教師会社の場合ですが、高校卒業レベルの英語力があれば余程苦手でない限りはOKです。小中学生の英語の場合、簡単な英会話や基本的な英文法、単語に関する知識があれば指導可能なため、家庭教師会社の研修や指導前の予習などを行えば英語が得意でない人でも問題ありません。
ただ、大学受験を控えた高校生を担当する場合や英語専門の家庭教師会社で教える場合、アルバイトでなくプロ講師として契約する場合などは高い英語力が必要です。こういった場合は採用段階で、英検(例:準1級以上)やTOEICのスコア(800点以上など)を要求されることがあります。
発音・アクセントについて
筆記試験は得意だけど発音・アクセントに自信が無いという人も多いと思います。こちらも必要以上に気にする必要はないでしょう。もちろん、正確な発音・アクセントが出来た方がよいのですが、中学受験や高校受験を意識した指導であれば、発音が悪いから家庭教師が出来ないということにはなりません。
なお、中学・高校の受験対策でなく、英会話やビジネス英語を対象にした家庭教師会社の場合は、発音・アクセントの正確性は必須です。
時給額・待遇面について
英語の家庭教師はどのくらい稼げる?
一般的には科目・教科によって時給額が変わるというケースは少ないため、家庭教師会社で英語を指導する場合でも時給額は1500~3000円程度です。
大学生が土日や放課後などの授業の合間にアルバイトをした場合、月に5~10万円程度稼ぐことが出来ます。なお、この月収の金額は英語以外の科目も合わせて指導した場合です。教える科目を英語だけに絞ってしまうと指導時間(=労働時間)が短くなるため、収入も減ってしまいます。
ただ、英語専門の家庭教師会社でプロ講師として(社員・契約社員として)働く場合は、この限りではなく月給で30万以上も可能となります。
また、中学生や高校生では英語は依頼の多い科目の一つのため、仕事が発生しやすい・生徒が見つかりやすいというメリットがあるため、英語が指導可能な講師の方が稼ぎやすいでしょう。
資格やTOEICのスコア、学歴によって時給はUPする?
採用の際に資格(英検)やTOEIC、TOEFLのスコア、学歴が考慮されることはありますが、単純に時給額に反映されることは少ないでしょう。これは家庭教師会社によっても異なる部分ではありますが、多くの会社では、資格・学歴よりも指導力や教え方のうまさが評価されます。ただ、家庭教師や塾講師としての指導経験があることは実務経験として給与面で評価されることはあるでしょう。
家庭教師派遣会社の分類・選び方
一般的な家庭教師派遣会社
中学生、高校生の受験対策や学校の授業の補足・復習などを行う一般的な家庭教師会社です。大学生などがアルバイトをする場合はこれにあたります。こういった会社は日本全国に点在しており、家庭教師のトライなどが有名です。
幼児・子供を対象にした英語専門の会社
小学高就学前の未就学児や小学校の低学年生を対象にした英会話の家庭教師です。アルファベットの読み書きや基本的な英単語、英会話が中心です。講師は受験知識や受験テクニックは必要なく、ネイティブに近い発音・アクセントなどが要求される他、幼児を相手にするため、子供が好きなことが絶対条件となります。会社は特に東京や大阪といった都市部に多い傾向にあります。バイトでなくプロ講師としての募集が中心です。
英会話・ビジネス英語専門の会社
英会話・ビジネス英語を専門にした家庭教師会社です。講師が直接、家を訪問するのでなくオンラインで授業を行うようなケースもあります。こちらの会社の場合も筆記試験では計れない高いレベルの英語力が必要です。こちらもアルバイトではなくプロの講師としての契約が基本となります。
英語教科の分類
小学生、中学生、高校生の英語に分かれます。現在の義務教育では小学校で英語の授業はありませんが、英語の家庭教師の需要は多いようです。この他、やや特殊ですが、英会話の家庭教師もあります。
小学生の英語
現在、小学校では「英語」は正式な科目にはなっていません。2011年(平成23年度)から指導要領が変更になって、5、6年生に対して「外国語活動」という時間が年間35時間割り当てられていますが、英語という科目はありません。
小学校では英語の授業は行わないため、家庭教師で教える内容は学校の授業の復習ではなく、中学英語に向けての準備・入門、簡単な英会話、英検(5級など)対策などがメインとなるでしょう。対象は小学5年生、6年生が中心となり、低学年を担当ケースは稀です。
政府方針としては、小学校での英語教育の必修義務化を推し進める方向性のようなので、今後、小学生の英語の家庭教師の需要は伸びる可能性もあります。文部省の提案では、「小学3・4年生で週1回程度、5年生から週3回程度」といった案おあるようです。
中学生の英語
中学生を対象にした家庭教師のアルバイトでは、中学校の授業の復習、学校の定期試験対策や英検(4級、3級、準2級など)対策、高校受験対策などを行います。
指導内容は、英単語や基本文法の習得、長文読解や英作文、リスニング対策などです。高校受験の問題には並べ替え(語順整列)も出題されるので、そういった問題に対する解き方のコツも教える必要があるでしょう。英語を苦手としている中学生は多いので、中学英語の家庭教師の需要は高めです。
対象は中学3年生が圧倒的に多く、2年生もある程度の数は見られますが、1年生となると少なる傾向にあります。
高校生の英語
高校の授業の復習、定期試験(中間・期末)対策、や大学受験対策、英検、TOEIC、TOEFL対策といった指導を行います。中学生を対象にしたものと比べると、より専門的な英語力が必要であるため、家庭教師のアルバイトを始める場合は、英文学科や外国語大の方、英語が得意な方におすすめです。
大学受験対策は、センター試験と2次試験に分けられますが、家庭教師会社によっては生徒の志望大学に的を絞った指導を行うところもあります。指導内容の分野は中学生の英語と大きな違いはありませんが、志望大学によっては長文読解や英作文の比重が高くなるでしょう。
英会話
家庭教師派遣会社によっては、英会話の講座を開設しているところもあります。講師として指導するためには、受験英語などに比べるとより実践的な英語力が必要となるため、英語が得意な方でないと難しいでしょう。英会話の講座を開設している家庭教師会社の数はあまり多くありません。
塾講師と家庭教師の違い
英語は得意・不得意がはっきりと分かれる科目です(数学・算数も同様)。塾講師は得意・不得意を含め大勢の生徒に対して一度に指導する必要があるため、英語が苦手な生徒に対してはわかりやすく、得意な生徒には退屈させないような教え方の工夫をしなくてはいけません。塾講師は授業を円滑に進めるためには高度な指導テクニックが必要となります。
一方、家庭教師の場合はマンツーマンでの指導となるので、その生徒の英語力に合った方法で教えることが出来ます。成果(生徒の成績)がダイレクトに分かるというプレッシャーはありますが、塾講師よりも指導はしやすいでしょう。
なお、給与面では他の科目と同様に塾講師の方が時給は高い傾向にあります。
また、どちらも短期での募集は多くありませんが、夏休みのような長期休暇の場合は短期OKとして求人を出している会社も見られます。
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よくある質問
Q. 英語のみ教えることは出来ますか?
家庭教師のアルバイトでは複数科目を受け持つことが多く特定の科目だけを指導することは少ないのですが、英語に関しては特に需要が多いため、英語のみ担当するというケースもあります。
Q. 英語が苦手なのですが家庭教師は出来ますか?
英語に関しては発音等で、苦手なことが生徒に伝わってしまうこともあるため、他の教科に比べると英語が苦手な人が担当することは少ない傾向にあります。