家庭教師のアルバイト情報【数学・算数】

数学・算数の家庭教師の募集情報および教え方、教科・科目ごとの特徴について解説しています。初めて数学や算数の家庭教師のアルバイトをやってみようと考えている人におすすめです。学生の方は、夏休みなどの長期休暇を利用して始めてみもいいでしょう。

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目次

数学・算数の教え方・勉強方法について

算数・数学のイメージ

計算問題については、公式を覚えて解き方さえわかっていれば回答することが出来るのですが、文章問題・応用問題の指導は簡単ではありません。数学が得意なので、算数や数学の家庭教師のバイトを始めてみようと考えている人も多いかもしれませんが、自分で解けるのとわかりやすく教えるのとでは大きな違いがあります。

特に数学が得意な人の場合は、苦手な人がどういった部分でつまずくのかがわからないというケースも多いので、家庭教師派遣会社の研修などを利用して、わかりやすい教え方をマスターする必要があります。

要求される学力について

どのくらいの学力・偏差値があれば家庭教師が出来る?

学力のイメージ

それぞれの家庭教師会社によって基準は変わりますが、基本的には高校卒業程度の学力があれば小学生や中学生の指導は可能です。実際に専門学校生や短大生で家庭教師に就いている人もいますし、受験で専門科目でなかった文系の大学生が小学生や中学生の算数・数学の家庭教師を担当することもあります。

ただ、東京や大阪といった都市部の業者を中心に大学生以上を採用基準としているところもあるので注意しましょう。

算数や数学は得手・不得手がはっきりする教科の一つなので、「自分の大学は偏差値が高くないけど大丈夫か?」「図形・グラフや証明問題は苦手だったけど…」といった点が心配な人は、家庭教師会社の研修や指導前の予習で補っていきましょう。

また、高校生を対象に教える場合はその専門科目の履修経験・受験の経験が必要です。例えば、数学Ⅲや数学Cを高校生のときに履修していなかった文系出身の先生が理系の高校3年生を指導することはないでしょう。

採用試験・面接

塾講師の場合、ほぼ全ての学習塾で採用試験(筆記と実技・模擬授業)が実施されますが、家庭教師の場合は登録会と面接のみのところもあり、採用試験が実施されるかどうかは半々といったところです。

時給額・待遇面について

算数・数学の家庭教師はどのくらい稼げる?

給与のイメージ

一般的には科目・教科によって時給額が変わるというケースは少ないため、家庭教師会社で算数・数学を指導する場合でも時給額は1500~3000円程度です。大学生が土日や放課後などの授業の合間にアルバイトをした場合、月に5~10万円程度稼ぐことが出来るでしょう。

但し、数学・算数といった科目のみを教えることはそれほど多くないため、上記は他の科目を合わせて指導した場合の金額です。

小学生の算数、中高生の数学はそれぞれ半数以上の生徒が苦手意識を持っている教科のため、家庭教師の依頼も多い傾向です。算数・数学を指導可能科目にしておくと生徒が見つかりやすくなります。

学歴・経験や資格(教員免許)によって時給はUPする?

学歴・所属大学が時給面に反映するかどうかは家庭教師派遣会社によります(反映されない会社が多い)。一方、実務経験(家庭教師だけでなく塾講師や個別指導塾も含む)や数学・算数の教員免許などは給与面で評価され時給は高くなる会社が多い傾向です。ただ最終的には指導力・教え方のうまさが最も大切な要素となります。

数学・算数の分類

小学生のときは「算数」、中学生、高校生になると「数学」と呼ばれるようになります。高校生では理系と文系に分かれ、数学で指導する範囲も違いが出てきます。暗記に頼ることも出来ないので、家庭教師のアルバイトの中でも教え方が難しい教科の一つとされています。

算数(小学生)

算数のイメージ

算数の問題は、単純な計算問題から図形問題文章問題(応用問題)などに分かれます。特に、計算問題は解けるけど、図形・文章問題を苦手にしている生徒・児童は多いので、こういった応用問題の教え方がポイントになります。

高学年(5年生、6年生)になると算数といえども難易度が高くなるので、特に文系出身の人で算数の家庭教師のアルバイトを始める場合は注意しましょう。また、つるかめ算のように方程式を使えば簡単に解けるけど、小学生の学習範囲内で解くのは難しいという問題も多いです。小学生でもわかる範囲で指導する必要があるため、単純に数学が得意な人が家庭教師の指導が向いているとは言えません。

担当する年齢層は、小学生5年、6年の割合が多く、3年生、4年生の生徒も一定数います。1、2年生は少なめです。中学受験対策や苦手意識克服のために家庭教師を利用する生徒さんが多い傾向にあります。

また、小学生の算数の場合、教える際にコンパスや三角定規、分度器といった文房具を利用することがあるので、算数の家庭教師や塾講師のアルバイトをするのであれば準備しておくと便利です。

数学(中学生)

中学校に入ると教科の名前が「算数」から「数学」に変わります。負の数や文字を計算式として扱うようになり、関数というものが登場します。学校の授業の復習の他、高校受験の対策なども指導の対象となります。他の科目と同様に、高校受験対策や学校の定期試験(中間・期末)の対策が中心となりますが、数学の場合は苦手克服のために家庭教師を利用する人の割合が高めです。

算数に比べると単純な計算問題は減り、一次関数・二次関数のグラフ問題や証明問題といった記述式の問題の重要性が増します。特に中学1年生で習う文字を使った式や、中学2年生以降で習う図形の証明問題(合同条件、相似など)などが躓きやすい単元です。

中学生の場合も小学生のときと同様に、いかにわかりやすく教えることが出来るのかという点がポイントとなります。

数学(高校生)

数学(微分積分)のイメージ

高校の数学は、数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、数学A、B、Cに分類されます。一般的に理系の場合は私大、国立大を問わず全てを、文系の国立大学を目指す人は数学Ⅰ、Ⅱ、数学A、Bを学びます。

高校生になると中学よりもさらに専門的な知識、計算力、解析力などが必要になってきます。特に大学受験対策となると、問題の難易度も高くなるため、理系の大学生や数学が得意な方でないと指導は難しいでしょう。逆に先生が不足しがちな分野でもあるので、数学に自信をもっている人には家庭教師はおすすめのアルバイトです。

また、高校3年生で学習する「確率・統計」は大学受験で出題される割に学校の授業ではあまり時間をとれないケースも多いため、家庭教師や塾での指導の重要性が高い単元です。

家庭教師の利用目的としては、大学受験対策、学校の中間・期末試験対策、苦手克服などが挙げられます。大学受験対策の場合は、センター試験と2次試験で問題の傾向が大きく変わるため、それぞれに適した指導が必要です。

よくある質問

Q. 算数のみ・数学のみを教えることは出来ますか?

家庭教師派遣会社によりますが、算数や数学は極端に苦手意識を持っている生徒が多いため家庭教師の需要の多い教科です。そのため、他の教科に比べると数学だけ・算数だけを教えるケースは多いでしょう。

Q. 算数や数学が苦手なのですが家庭教師は出来ますか?

小学生を対象にした算数であれば苦手な人であっても研修を受けることで克服することは可能ですが、数学の場合は(特に高校受験を対象にした場合は)難しいかもしれません。

Q. 中学受験を経験していないのですが

基本的には、登録した家庭教師会社の研修で補う形になりますが、中学受験を控える生徒を教える場合は受験を経験している先生の方がベストと言えます。ただ、家庭教師の依頼は受験対策ばかりではないので、中学受験を経験していない先生でも問題ありません。

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